番外編7 ~夢~
・番外編7 ~夢~
書こうか書くまいか悩んだけど、あまりにもリアルだったので、
自分だけがわかるように書かせてもらいます。すいません。
ちょうど20年前の話、よくよく考えたらある意味、
今の人生の出発点はここから始まったのかもしれない。
人生においてあそこまで食事が喉を通らない時はなかった。
その時を救ったキーワードは『信じる』だった。
『信じられない』ものはその時捨てた。
でも、感情だけは捨てられなかった。
ある時、たまらなくなって、その感情をぶつけた。
答えも聞かないまま。
でも、そのおかげで捨てられなかった『感情』も消えた。
心に穴が開いた状態でしばらく生き続けた。
本当にこの穴が埋まったのは、この20年後の今なんでしょう。
何故か二度と見ることはないと思っていた20年後の景色を見たのだから。
あまりにもあざやかで、リアル過ぎた。
それはあまりにも限りなく現実。
でも、思ったほど心は動かなかった。
不思議なくらい冷静。
それと同時に急に今の現実とリンクする心動かされる介入する映像が。
見るべき映像はこっちだし、過去の延長じゃない。
未来に続く映像だ。
20年という歳月が俺には必要だったんだなと。
やっと、止まっていた時が動き始める。
現実でもその手応えを感じる。
余計なものに関わらず、
ただ、信じた道を進めばいい。
構っている時間がもったいない。
なんとでも言えばいい。
今は間違いの連続であっても、
必ず正して返せる時がくる。
それを教えに来てくれた、
時が動いたことを告げてくれた、
そんな不思議な夢を見たんだ。
怖れずに進もう。